パソコンで読書

視覚障害の皆さん

(私もそうですよ。)

読書は好きですか?

読書と言えば秋でしょうって

言う人がいるかもしれないけど

これは昔の生活に当てはまることで

今は関係ないと私は解釈してますが。

晴耕雨読』って秋は日が短くなり始めるし

秋雨っていうのもあって

今ほど環境が整ってない

時代の話しでしょ?

まあそれはいいとして

私達は音声で読書をするわけですけど

都道府県、市区町村、

何か所もいわゆる

図書館と呼ばれる施設がありますね。

中でも視覚障碍者のために設けられてる

施設もあるわけですが

以前の私、つまり

パソコンなど使えなかった

使えるとも思えなかった私は

地元の視覚障碍者センターっていう施設を

先輩に紹介されて

利用者としての登録をしたのが

7年くらい前になるんだけど

もちろん当時は施設が何をしてくれるのか

内容をさっぱり知らなかったから

何回も電話して

いろいろと尋ねるところから始めたけどね

そのうちに音声図書っていうものを

借りることができるってわかって

目録を送ってもらったり

その都度蔵書としてあるかないかなど

電話で問い合わせたりしながら

借りるようになっていって

もともとは読書好きだから

面白くなってきて

次々借りるようになってました。

当時は職員さんが

どんなふうに準備されてるのか

何人くらいで対応されてて

何人くらいの利用者を

相手にしてるのかなんてわかんなかったから

早く読みたいから送ってくださいって

わがまま言っちゃってたことがありました。

利用者の気持ちは理解して下さってるから

希望は限界まで

聞いて下さってました

それから年月が経って

予想もできなかったけど

私もパソコンを使えるようになって

これによって音声図書を聞くための

専用ソフトを使いながら

ネットで読書ができるようになったわけです。

著者名やタイトル名などで検索したら

全国にある本全部じゃないけど

かなりたくさんの音声図書を

パソコンで聞けるから

今の私は施設に頼んで

送ってもらうことはなくなりました。

そんなにじっとして聞いてばっかりもいられないから

ネット上にあるものだけで充分。

私だけじゃなくて

もちろんパソコンを使ってる視覚障碍者

何年も前からいるし

最近はあって当たり前の

ご時世になってるから

パソコンで検索して

ネットを介して聞く人が

増えてるはずなんですよ。

私だってそうなんだしね。

でもなんでかな?

施設の職員さんは

以前と変わらず

貸出し準備に追われてる様子だし

それどころか以前より

業務内容が増えてるようにも感じます。

まあネット上にないものを読みたいんなら

お願するしかないんだけどね。

それにパソコンを使う気にならない

視覚障碍者もいるからですけど。

昔よりは貸出数は

減ってないとおかしいよなって思っちゃいます。

それに借りるってことは

期限までにポストに投函しなきゃいけないし

近所にポストがあるとは限らないから

借り続けてる人は

めんどうじゃないのかなって

不思議に感じたりもするんだけど。

でもあんまり希望がなくなっちゃうと

職員さんのお仕事もなくなっちゃうから

こんな感じでいいんでしょうかね?

こんなことを書いていながら

図書の希望は

しなくなったもののその代わり

たまにお邪魔して

パソコンの操作法を教わってるのが

今の私なんですけど。

何でも急激に

増えたり減ったりするのは

理想的じゃないかもね。