声かけが迷惑なこともある

薬局からの帰り道は

歩道の真ん中に点ブロがあって、

車道から離れている側に

縁石や壁などがあるんです。

皆さんはご存知だと思いますが、

私は訓練士さんから教わった

最適ルートしか歩きません。

この歩道では点ブロを 使わないで、

縁石や壁をたどっています。

その方が病院から行くにも、

薬局から帰るにも、

わかりやすく安全だからなんですが、

まあ、こういう方法と言うか

テクニックを

視覚障害者に関わりない

言うなら素人に

わかるわけないんですけど

「眼が見えない人は点ブロをたどるものだ、

目の前に何もない方がいいんだ。」

というこちらからすれば、

誤認識が多いんですよね。

先日も薬局から帰っていると

「そこまっすぐ行ったら危ない!危ない、危ない!」

と勝手に叫んでる

おばあさんがいたんですよ。

私は無視しましたけど。

無視してるのに

いつまでも叫び続けてて、

ルートの中間地点である

ポールと倉庫のようなものに

白杖が当たった時には

「危ない!ほら!」

って勝手に怒ってた。

あちらに悪気はないでしょうけど、

私はうろうろしてたわけじゃないし、

車道に出そうなわけでもなく、

壁を杖でたたきながら、

迷わず歩いてたのに、

無駄な声かけするし、

それに怒り口調だし、

そばに来るんじゃなくて、

数m離れた所から

大声で言うのにも

感心しないし迷惑です。

目の前に出てくるものも、

一つの手がかりだってことは

わからないんでしょうね。

私こういう

親切じゃない声かけには

反応しないことにしてます。

だって、近づこうものなら、

どこに連れて行かれるかわからないし、

素人が思う安全な所って、

ほとんどの場合

歩きづらいし、

教わってないルートになるから、

それこそ迷い道に入りますよ。

まあ、視覚障害者の単独歩行の

向き不向きなんて、

親でもわかってないから、

他人の素人に

わかってもらうのは

困難なことですけどね。

なんか、お年寄りの案内って、

不愉快ですらあるなぁって

つくづく感じます。

本当に親切な人は

声のかけ方が違いますよね。