いつまで生きてられるんだろう?

私の3つ目の障害は「肝硬変」思いのほか重篤だから、爆弾抱えてるようなもの。い
つ発症したのかわかんない。ある時紹介状もらって行った病院で精密検査したことが
あって、たまたま見つかった。その時はただ「肝機能障害」って宣告されただけでど
うしたらいいのかドクターもわかんなかったんです。それが普通科2年の時。検査は
いろいろ受けたけど全く原因が不明のまんま。何をどう判断したのか今じゃ腑に落ち
ないんだけど、蛋白質をなるべく摂取しないように指示されたんです。太ってたから
間食しないようにっていうのはわかるんだけど(今も太ってるけどね。)だからまと
もに食事もとれなくなって、また何を思ったのか知らないけど、運動制限まで指示さ
れたから、生活がつまんなくなったんですよね。せっかく面白いと感じられるように
なった体育もできなくっておいしいものも食べらんなくって、死んじゃおうかって何
度も考えてたな〜。だけど正直なところ、そんな勇気なくってね。親より先に死んじ
ゃいけないとか、命を粗末にするななんていうのは私にとってはきれいごとで、痛く
て苦しいのが嫌なだけ。ここからたまに通院するだけでなんにも解決しないまんま数
年経って、23の時、それまで以上にどんどん体重が増えていって、あげくの果てに
は自力で動けなくなっちゃったんですよ。さすがにおかしいと思って母に支えてもら
いながら病院に駈け込んだら、速入院!腹水がかなりたまってて、栄養失調で血液が
造れない「溶血性貧血」になってた!必要な栄養を制限したのが裏目に出たってこと
。だから入院してから食事が豪勢になって今まではなんだったんだって泣きたくなっ
たよ〜。この頃から複数の薬を飲まなきゃならなくなって、最初は種類も量も今より
多かったから飲むのも一苦労だった。腹水は点滴の利尿剤で外に出すんだけど、回数
も量も半端じゃないんですよ。一日に5リットル出た日があって看護士も医師も驚い
たくらい。こうして腹水さえ抜けば体は楽になるんです。軽くなるしね。入院中一つ
だけ苦しかったことがあって、水分摂取は厳禁!この時6月。冷房がいるほどじゃな
いけど、若かったし、生きてるんだから咽渇くよね。でも許されなかった。食事だっ
て汁けなし。お味噌汁が出ることは多いけど、汁は入ってない!お茶もない!お腹は
満足できたけど、渇きものばっかりで我慢も限界が近かった。薬飲む時も、わずかし
かお水飲ませてもらえなくって、別の意味で死にそうだったな〜。退院の時、毎月の
通院と水分制限と薬を忘れないことなどを言われた。これでわかるように肝臓が衰え
ると太りやすい(むくみやすい)これを防ぐには蛋白質は適量必須であって、脂肪が
たまると機能がさらに落ちるので運動も必要ってこと。こうしてまた数年経って主治
医が変った時、市民病院は私にとっては力不足なので大学へ行くように言われ、紹介
状を持って行き、検査入院した。さらなる精密検査を受けたが、ここでも原因はわか
らず、「次期に移植が必要でしょう。」と言われただけで、通院の回数と薬の量は減
ったけど、適当な治療法もなく、薬の作用に悩ませられながら生きてます。これと言
って制限はないし、やりたいことをやってるけど、ここ数年は検査しても悪い変化も
ないけど、良くもならないから、めんどうな薬を8種類飲んで過ごすしかないんだっ
て。まあ、悪くならないことを祈って、今くらいでもいいから元気で生きていきたい
。持病抱えて苦労してる人はたくさんいるけど、現代では自分の不摂生や、自分の犯
した過ちなどが原因の成人が多いはず。こういう人達には嫌われる発言かも知れない
けど、はっきり言って「自業自得」ですよね。この場合は自分が反省して生活を改め
ることが必要なのは当たり前で、恨むなら過去の己を恨めばいいだろうけど、そうじ
ゃない人、私もそんな中の一人。遺伝でもなく、事故でもなく、生活習慣の乱れでも
ない。こういう場合は悔しいだけで、なんで一人でこんなにもたくさんの病を背負い
、苦しんで生きていかないといけないのかって自分の運命に腹立たしい気持ちでいっ
ぱいになります。大きな3つの障害について書いたんですけど、小さいものを合わせ
ると他にも悩まされているものがあります。病気とか障害ってないにこしたことはな
いと思うのは確か。だけどこれを与えられた自分だけの個性ととらえて、共に生きて
いく姿勢があれば、改善は難しくても、今以上に苦しめられることはないのではと考
えるようにしています。他人に理解してもらえなかったり、受け入れてもらえなかっ
たり、悲しい思いは絶えないけれど、自分に愛の鞭を撃って息切れすることがあって
も、明るい笑顔と、今ある命に感謝していけば、悪魔は前に出ることはできないまま
、奥深くに閉じ込められるでしょう。何事にも負けない気持ちを発揮して、障害はあ
っても、この地球と言う名の星に生まれついた現実を奇跡と信じて誰よりも楽しい人
生をつくりあげていきましょうよ。これが人間の「幸せ」につながるのでは?