なんとなく聞いている用語

天気予報でなにげなく聞いている用語には、結構曖昧な表現に聞こえるものがありま
せんか? だいたいで判断してしまいそうな用語にはちゃんと基準があったり意味づ
けがされてます。 ちゃんと知っておくと、予報からその日の過ごし方とか服装が選
びやすいかもしれませんよ。 判断基準があんまり把握されていなさそうなことにつ
いて書いてみました。

富士山の初雪はいつ観測されるんでしょう?

平地ではその年の冬に降った雪が初雪で特に問題はありませんが、夏でも雪の降る富
士山ではどうでしょうか? 夏に降った雪がその年の最後の雪なのか、最初の雪なの
か明確な基準があります。 その年の最高気温が観測された後に降った雪が初雪とし
て記録されます。 ただし、初雪として記録された後にその年の最高気温が観測され
たら、前回の初雪は取り消されてその後に降った雪が初雪となります。

次に時々(雨、晴れ、曇り)について

雨が降る、晴れる、曇る時間が、予報の時間帯の1/4以上1/2未満の時。または、
降ったりやんだりする雨の合計時間が、予報の時間帯の1/2未満の時のこと。

次に一時(雨、晴れ、曇り)について

雨が降る、晴れる、曇る時間が、予報の時間帯の1/4未満の時。 時々雨の方が一
時雨より雨に遭う確立が高くなります。

次に晴れと曇りについて

快晴とは雲量0〜1の状態。  雲量とは、全天をおおう雲の割合で、雲
が全くない時を雲量0、雲が全天をおおっている時を雲量10としてこれを10段階
で表示します。 

晴れとは雲量2〜8の状態。

曇りとは雲量9〜10の状態。

日々よく聞く用語について書きましたが、疑問はどんどん出てくるものです。 次回
はどんなことを調べるか、私は日々それを考えますね。