年末年始の飲食で体調は変っていませんか?

年が明けて数日経ちましたがいかがお過ごしでしょうか? 年末年始は忘年会や新年
会、家でもご馳走を召し上がった方も多いのでは? そこで今日はこの時期の注意点
や、食材の意味などについて書くことにします。 今更!とも思いますけどね。

居酒屋などへ行く機会があったかと思いますが、メニューに注意すると、胃がもたれ
るとか二日酔いとか体重増加などを防げるかもしれません。 ただ持って生まれた体
質があるので、誰にでもあてはまるとは思えませんけど。 この時期でなくても、日
頃から注意しておくと、それが習慣になって、いつでも体に無理のない食事ができる
かも!

1 お酒は焼酎、ウイスキーなどの蒸留酒を選ぶようにするといいでしょう。 アルコ
ール類で気をつけたいのは糖質を多く含む日本酒、ビール、紹興酒やワインなどの醸
造酒を飲みすぎないこと。 例えばビールには100g中3.1gの糖質が含まれています。
 350gなら糖質は約11gになります。 最近は糖質0の発泡酒も出てきているので、ど
うしてもビールという人はこちらがおすすめです。 焼酎やウイスキーであっても、
果汁や甘い炭酸で割ると意味がないので注意!

2 おつまみは動物性蛋白質を選んだ方がいいでしょう。 おつまみは肉や魚介類など
動物性蛋白質を食べるのがいいですよ。 脂肪燃焼に欠かせない各種ビタミンやミネ
ラルは肉や魚介類にたくさん含まれています。 例えばステーキを食べている最中で
も、脂肪は燃焼していくということになります。 赤身牛肉のサイコロステーキ、塩
で味付けした焼き鳥、ほっけの塩焼き、刺身、出し巻き卵など、動物性蛋白質を中心
に、湯豆腐、枝豆、海藻サラダ、酢の物など、大豆や大豆製品、植物性食品、海藻類
を組み合わせるといいですよ。

3 衣の多い揚げ物は控えましょう。 居酒屋のおつまみには揚げ物が多いですね。 
揚げ物の衣は小麦粉で糖質が多いです。 糖質はエネルギーとして優先的に使われる
ため、糖質を口にしている間は脂肪が燃焼されず、あまった糖質は脂肪として蓄えら
れてしまいます。 串カツ、春巻き、揚げギョ―ザ、コロッケ、天ぷらなどは避けま
しょう。 鶏の唐揚げには衣が少なくないものもあります。 どうしても揚げ物をと
いう場合は、衣を少なめにするか、多い場合は全部は食べない方がいいでしょう。

4 野菜=ヘルシーと思わないように! 野菜ならヘルシーだからたくさん食べても大
丈夫と思っている人は多いでしょうが野菜の煮物は、砂糖やみりんが使われているだ
けでなく、芋など根菜がたっぷりと入っていることが多々あり、結局、糖質を摂りす
ぎてしまうことになります。 ヘルシーに思える温野菜も、かぼちゃ、れんこん、人
参など糖質の多い野菜が使われているので、注意して下さいね。 ポテトサラダ、マ
カロニサラダなどは、糖質、エネルギーともに高いので、できれば控えましょう。 
おすすめは海藻サラダ、海鮮サラダ、豆腐とちりめんじゃこのサラダなどです。

5 居酒屋などで最後のラーメン、お茶漬けなどは控えましょう。 夜は、肝臓でアミ
ノ酸からブドウ糖を作ったり、脂肪を燃焼し痩せる方向へと向かったりする時間帯で
す。 そこへ、ラーメンやお茶漬け、そばなど、糖質がたっぷり含まれた主食系の仕
上げを食べてしまうと、血糖値が上昇し、肥満ホルモン・インスリンが分泌され、糖
質は体脂肪として蓄えられてしまいますのでその代わりとして、しじみの味噌汁、き
のこ汁、わかめスープなど、温かい汁物をシメにするのがおすすめです。

お正月にはお雑煮やおせちを食べた人もいるでしょう。 ご存知でしょうがおせちの
具材には意味があります。 個々が持つ意味の他にお雑煮との関係もあるようです。
 おもちは漢方で甘いものとされていて、摂りすぎると体が浮腫みます。 体内に 
水分をためる作用があるということです。 今はどうかわかりませんが子供のおねし
ょを改善させる方法としておもちを食べさせるということが実際あるようです。 で
すがそういうことに問題のない成人は食べすぎるとなんだか体が重くなったと感じる
かもしれません。 それが浮腫んでいる証拠かもしれません。 そこで助けてくれる
のが黒豆やこぶまきです。 このような黒い食材には利尿作用があります。 なので
おもちが好きでどうしてもたくさん食べてしまう人や浮腫みやすい人などは特に注意
して黒いものも摂取して下さいね。 そして家々で違うでしょうが蝦を入れるおせち
も多いですね。 腰が曲がるまで長生きをという意味がありますが、蝦は海の生き物
の中で最も勢のつく食材です。 赤い色は漢方で心臓の働きを助けるとされています
。 なので蝦のようにぴんぴん跳ねるくらい元気をもらえるという意味もあるようで
す。

皆さんが過ごされた年末年始やこれから新たな気持ちで過ごすであろう日常の中で、
体に負担をかける食生活をしていなかったかどうか考えてみるのもいいでしょうね。
 何気なく口にしているものにはちゃんと理にかなった意味があることを知ると、あ
りがたさが増すような気がしませんか?