日頃気にしない歴史

皆さん、お元気ですか? 今回もささいな疑問について出題することにします。 聞
いたことがあったりなかったりだと思いますけど、知ってたら「結構ものしりかも!
」って胸張って下さいね。 知らなかった人は「ものしりになったかも!」って満足
して下さいね。

問1 同じ硬貨は一度に何枚使えるでしょう?

問2 信号の色はなぜあの3色なのでしょう?

問3 明治製菓の「明治」は年号の「明治」なのでしょうか?

問4 濃口醤油と薄口醤油ではどちらが塩辛いでしょう?

問5 酒税はいつ頃から課せられ、また誰が決めたのでしょう?

問6 ビールはどんどん飲めますが、水を同様に飲めないのはなぜでしょう?

問7 ヨーヨーのもともとの使用目的はどのようなことでしょう?

解答

問1 昭和13年に施行された「臨時通貨法」により同一の硬貨21枚以上の使用はお
店側に拒否される事があります。 これは1円玉をはじめ、5円、10円、50円、
100円、500円の硬貨にも適応されます。 ただし、店側も「拒否できる」とい
うだけで受け取ってはいけないというわけではありません。

問2 信号の色は進めは青、注意は黄色、止まれは赤ですよね。 この色の組み合わ
せは日本だけでなく他の国でもほとんど同じです。 何故かというと青、黄、赤は色
の三原色で見分けやすいからです。 赤が止まれなのは一番目立つ色で波長が長く、
遠くからでもよく見えるから、青が進めなのは赤の反対の色だからです。

問3 明治製菓の創業は大正5年で、当時の社名は東京菓子株式会社でした。 そし
大正13年に社名を明治製菓株式会社に変更。 大正15年には大ヒット商品、ミルク
チョコレートの販売を開始、昭和2年にはサイコロキャラメルの販売を開始しました
。 そして平成21年4月1日に明治乳業と共同持株会社明治ホールディングス株式会
社」を設立し、明治製菓明治ホールディングスの完全子会社になりました。

問4 調味料のさしすせその「せ」にあたる醤油。 これは昔、醤油が「せうゆ」と
呼ばれていたからですが、醤油は大きく分けて、濃口醤油と薄口醤油(淡口醤油)の
二種類があります。 イメージでは色の濃い濃口醤油の方が味が強そうですが、実は
薄口醤油の方が塩分濃度が高いです。 濃口醤油は大豆と小麦を同じくらい使って、
塩分濃度は16〜17%ですが、薄口醤油は食塩を多めに加えてるため、発酵を抑えてい
るので、色は薄く、塩分濃度は18〜19%です。

問5 1371年の室町幕府三代将軍、足利義満の時代に全国の酒屋に、つぼ別200文
の酒税を課したのが始まりのようです。 軍事費用が必要になり、つぼ別200文の
酒税を課しました。 1871年には新たに太政官布告が制定され、免許税と醸造税の家
庭が制定されました。

問6 吸収のされ方が違うからです。 糖分、二酸化炭素が含まれているビールはす
ぐに胃で吸収されるのに対し、水は腸で吸収されます。 胃から腸へは少しづつしか
送られないので一気に大量の水は飲めません。

問7 ヨーヨーは今でこそおもちゃですが、もともとは狩の道具でした。 16世紀の
フィリピンで狩人たちが、大きな円盤状の物と麻紐を使って巨大なヨーヨーを考案し
、獲物に向かって投げて脚をからませてつまずかせたりする目的で使っていました。
 現在の形のヨーヨーはアメリカで小さくした物がおもちゃとして発売されました。

今回は「知ってるよ!」っていうことがいくつかあったことでしょう。 私も改めて
書きましたけど、テレビで偶然知ったこともあります。 なぜか、バラエティ番組で
聞いたんですよね。 思うんだけど、わざわざ教養番組を見なくても、いつの間にか
知識と言うか、雑学が頭に入ってたりするもんですよ。 どんな分野でも勉強なんて
急がなくていいはずだけど、教育の場って期間が決まってるからあせることもあるよ
ね。 日本はなんだかせかせかしてるから、ゆとりなんてないんじゃないのかな?