新鮮だったドラマ共演 part 1

皆さんはダウンタウンの松ちゃんとsmapの中居君が13年くらい前にドラマで共
演したのを知ってます? タイトルは「伝説の教師」 このブログは宣伝にはならな
いから先に言っちゃうと、中居君は慶応大学卒の英語教師。ちなみに女癖がちょっと
ねぇ。 松ちゃんは実は借金を抱える落ちこぼれ。 だから、松ちゃんは偽教師! 
だけど、ただのおじさんが生徒に、そして学校に、今何が必要か、教育現場がどうあ
るべきかを教えていくっていうもの。 中居君は副担任、松ちゃんが主担任。 あえ
て2人を役名では書きません。 それと松ちゃんは関西弁ですが、そのままは書きま
せん。 それとここで書いてるセリフは本編どおりではありませんので。 

1回目放送ではテーマが不登校。 仲良しだったはずの男子があることをきっかけに
、関係が崩れ、仲間意識も消そうとして、親友が親友をしかとするようにみんなに命
令する。 しかとされる方は環境が辛くなり、不登校に。 途中は省略するけど、松
ちゃんは不登校の生徒に「ここから逃げたら終わりだ!殴り合って真実がわかること
もある!手加減しないでやり合え!」ってなことを言って、不登校の男子とみんなに
命令していた親友が裸で殴り合う! するとクラスの男子は両方を応援するようにな
っていた。 仲が悪くなったきっかけは親友同士で万引きをした時、不登校になった
男子は親友を置いて自分だけ逃げた! 信用していただけに、相手は怒り、無視する
ようになったということだった。 不登校の男子は自分が情けなくて、親友に合わせ
る顔もなく、学校が怖くなっていた。 だから親友に殴ってくれとまで言った。 裸
で向き合っている2人は殴り合って互いの心底を知った。 松ちゃんの男子同士、友
達同士の殴り合いという方法は乱暴だけど、その結果、不登校だった男子は登校する
ようになった、親友とね。 ほとんどの教員は力もないくせに話し合おうとか言うだ
けだけど、そんなことで不登校の生徒を救うことはできないでしょう。 人間って勝
手な生きもの。 失敗を認めるのが怖いだけ。 そんなものだから、心底を覗けるよ
うにすれば、きっと原因はささいなことかもね。 

2回目のテーマはソウルメイト。 今度は女子の親友の場合。 ある時、幼馴染の女
子がもめて、1人が相手を切りつけた! そのわけは加害者は被害者の派手で、目立
ちたがりの性格が気にいらないというものだった。 いったんは謝ろうとしたが、被
害者は加害者を今では友達ではないと言い、謝罪のみを要求した。 加害者はもとも
との地味な性格から、親友だと思っているが、行動力に着いていけず、好きだからこ
そ、憎さが現れ、ナイフを使った。 互いに受け入れられず、加害者は謝るのをやめ
てしまった。 被害者は自分に他の親友がいると思い込んでいたが、後にそうでない
ことがわかる。 毎日騒ぎ遊ぶ被害者は絶対に加害者を仲間には入れなかった。 そ
こで松ちゃんは被害者が愛用している携帯を取り上げ、なんと理科室に監禁! そし
てメモリー登録されている番号300件に被害者を監禁したと電話をかけた! 友情
が本物なら急いで来るはずだと。 でも、ほとんどは友達でもなんでもなく、話しす
ら聞いてくれなかった。 何事かと駆けつけたのは中居君と、なんと親友であるはず
の加害者だった。 そこでも被害者には言い分があったが、松ちゃんが「会いたい時
に会って騒ぐのが親友だというのはいかがなものか、どんな時でも自分に合わせよう
としてくれるというのは求められている証拠だ。好き好きというだけでなく、相手の
欠点を知っていて、にも関わらず一緒にいられるのが親友だ。」と言った。 翌日、
松ちゃんと中居君が学校へ行くと、被害者と加害者が2人の眼の前で携帯で互いの欠
点を言い合い、笑っていた。 もとの仲良しに戻ったというわけ。 他人を好きにな
ること、好かれることは簡単ではないでしょう。 見栄を張って目立とうとすればい
いというものではないということでしょうか。 他人に合わせるなんて疲れちゃうか
らやりたくないけど、仲間を増やそう、ずっと友達でいようと思うと、相手に不快感
与えないようにって話を合わせてたりしませんか? それは相手の長所短所を知って
なきゃできないよね。 

3回目のテーマは教師の弛緩行為。 これは中盤からテーマが変ってるように思える
けど。 ある朝、電車内で弛緩を見つけたと1人のサラリーマンが駅ホームで叫んだ
! 弛緩常習犯の男はなんと松ちゃんと中居君も務めている学校の教師だった! そ
して被害者は松ちゃんと中居君が担任である2年d組の女子だった! すぐさま教員
たちに知れ渡り、教員たち(松ちゃんと中居君以外)は学校の印象だけを守るため、
事件をうやむやにしようとする。 理事長からの指示により、2年d組で教師が有罪
か無罪かを審議をすることに。 最初はほとんどが有罪と判決していたが、松ちゃん
だけは皆と着眼点が違い、いつまでも決定しないまま、審議会は長引く。(松ちゃん
は他のわけありで長引かせたがこれが結論を生む。) 犯人の教師のカバンから被害
者の生徒の写真が出てきた! ということは女生徒は同意だったのではと皆がどよめ
く。 その後も松ちゃんは細かい観察力で(長引かせるのが主目的だったが。) 2
人の関係を発いていく。 話すうちにこの教師と生徒は愛し合っていることがわかっ
た! テーマが教師と生徒の恋愛に変化した。 松ちゃんが長引かせなければただの
犯罪になってしまうところだった。 教師も生徒も人間だから愛することもあるわけ
で、許されないケースもあるでしょうけど、好感持って惹かれあうのは人に与えられ
た自由な感情では? 

4回目のテーマはいじめと自殺。 ある日、学校に自殺をほのめかすメールが届いた
! 差出人を探すうち、見るからにいじめられている男子を中居君が見つける。 ど
うせ先生には何もわからないと話はしない。 この男子生徒はお金までまきあげられ
ていた! 名前を知らせないまま、メールを送ってついには遺書を残して行方をくら
ます! すぐに見つかったが、もう楽になりたいと死ぬ気の発言! そこで松ちゃん
は「お前が生きようと死んでしまおうと勝手だが、メールにはあと3日間猶予がある
と書いてある。それまでに俺がいじめをどうにかしてやる、うまくいかなかったら一
緒に死んでやる。」と言った。 翌日から松ちゃんはいじめられっこ当番制を実行す
る! 皆がいじめ、皆がいじめられる。 この時も松ちゃんは容赦ない。 自殺をし
ようとした男子も松ちゃんに「このままじゃいじめられるためだけに生まれてきたよ
うなものだ、いじめる役になってみないか。」と言われ、しかえしのごとく仲間の中
に参加した。 クラスメイトは男子の見たことのない姿にしんとして、男子は自分か
ら「いじめられる方が僕にはむいてます。」と言って、騒動は解決し、翌日の当番制
にはクラスメイトにすっかりなじんで、いじめられ役の家へみんなで駆け付けた。(
この日のいじめられ役は松ちゃんだったが腹痛と偽って学校を休んでいた。) いじ
めも自殺も言い聞かせて解決するものではないでしょう。 皆が幸と不幸を同様に感
じれば、互いの心底がわかるというものでしょう。 なくそうとするばかりでは余計
にあおるだけ。 極論を言うと、命だけ落とさないように、しっかりぶつかり合って
、泣いたり叫んだりしていくうちに答えが見えてくるのでは? 

5回目のテーマは人生について。 1人の女子が妊娠したと言いだした! 相手は先
輩で自分は愛されているから誰よりも幸せだと繰り返す。 だが、松ちゃんに心底で
はそうでないことを見抜かれる。 高校生にも授業として避妊具を配るように理事長
から言われ、中居君が性教育を始めるが、松ちゃんは愛し合うとはどういうことか、
そんなに性交渉は禁じるべきなのか、中居君と意見が分かれ、2人は討論になる。 
松ちゃんは避妊具自体には何の意味もないとぐさぐさと穴を開けて生徒にばらまいた
! 問題の女子の妊娠は狂言であり、誰かに愛されたいという気持ちが大きいだけだ
と松ちゃんは見抜いたところで女生徒に好きという気持ちが真実なのか、校内の1室
で試したが、女子はやはり現実が怖くなり、自殺未遂をする。 中居君が話して聞か
せるが「先生としてここにいるだけでしょ!私が死んでもどうでもいいくせに!中途
半端に優しくしないで!」と叫ぶ。 するとその病室に松ちゃんが来て「中途半端は
お前だ!死ぬ勇気もないくせに!そんな傷で死ぬわけない!本当に死にたいなら来い
!」と屋上へ引きづり上げた! だが、女子は松ちゃんの察するとおりで、死にたい
わけではなかった。 女子は生きる意味とは愛されることだというのが勘違いである
ことに気付き始めた。 本当は愛情などなく、欲を満たしたいだけの先輩に穴の開い
た避妊具を差し出した。 当然愛する気持ちがない先輩は女子から離れたので、恋愛
がうわべだったことを確信した。 松ちゃんが校内でこの女子と2人きりでいたのを
怪しまれ(むろん、手は出していない。) 屋上から飛び降りることを勧めたと懲戒
免職になろうとしていた時、女子が来て、生きる意味を間違えていたこと、愛がない
と生きる意味などないんだと決めつけてしまい、1人でもしっかり意識していればそ
れでいい、うすっぺらな愛ならいらないと、新たな1歩を踏み出した。 人生という
ものに確かな意味や形などないでしょう。 いろいろな人、いろいろな場面に出会う
ことで、突然起きる楽しみや喜びをその時々に味わうこと、辛さなんてほぼ全人類に
あるでしょう。 その過程でどうやって楽しむか、どれだけ笑顔になれるかは、自分
次第なのでは? 

残りのあらすじはまた次回ということで。作家さん、下手な紹介ですみません。