こんな小説面白いですよ

私が読書好きでいろいろ読んでいることは前に書いたよね。 

中でも“赤川次郎”さんの作品が特に好きだとも書いたよね。 

今日はこれについてもうちょっと詳しく書こうかな。!(^^)!

(前半と後半に分けて紹介。)

いろいろある中で、一番のめりこんだのは“三毛猫ホームズ”シリーズ! 

主役はもちろんホームズと名のついた三毛猫。 これが刑事顔負けの推理をして、

トリックを発いていく。 飼い主の警視庁捜査一課に務める片山芳太郎は、

好かれやすいおだやかな容姿と性格。 ホームズがいなかったら、

なんにも解決できなさそうな刑事らしくない刑事。 その妹、春美は

好奇心旺盛の肝の座った性格。 

この正反対の兄弟があらゆる事件にかかわっていくのが面白い! 

春美に恋焦がれている目黒署のいしず刑事の存在も重要。 

レギュラー人の個性の強さが面白い推理小説になる理由だと思うよ。 

次に“幽霊”シリーズ。 これが赤川さんのデビュー作らしいよ。 

主役はこれまた好奇心の強い怖いもの知らずの女子大生永井裕子。 

こんなに推理力があるのなら、勉強に関しても天才か?と思える感じ! 

ひょんなことからもう一人の主役と言っていいか、

捜査一課の宇野刑部と恋仲になった! デビュー作の‘幽霊列車’で

二人は知り合ってそれからコンビを組むようウになっていったよ。 

年の離れすぎた際どい二人の関係性の中で繰り広げられる推理は

裕子が楽しんでいるように感じられるよ。 

次に“夫は泥棒妻は刑事”シリーズ。 

これ聞いただけでおかしいよね。 今野夫妻は妻真由美が常に夫純一にぞっこん! 

二人はいつでも深く愛し合いながら、事件を解決していく。 

真由美の下で働く道田刑事は純一の本当の顔は知らない。 純一は泥棒だが、

いつも事件解決に一役かっていて、誰も損しないように

結末を迎えられるように手先の器用さを武器にしている。 そんなこともあって、

道田は純一のことを尊敬していて、全く夫婦の邪魔をする気持ちはないけれど、

チャーミングな真由美に恋心を持ってるんだよ! 

この3人の関係がおっちょこちょいなことを感じさせることもあるんだけど、

冷静沈着な純一の行動と、真由美の攻撃力と、道田の繊細さがかね合って面白いよ。

 次に“杉原さやか”シリーズ。 これは主役のさやかが

中学生の頃から始まってるシリーズで、今は子を持つ母なんだよ。 

昔からの知り合い昭雄と結婚したんだけどね。 

さやかは子供の頃から事件に関わりやすくって、

自然と推理をするようになったよ。 昭雄とは結婚までにも

いろいろ問題ありだったし、さやかの兄も問題あり! 複雑な環境下で成長する

さやかの推理力と、母であることも忘れないっていう

女の強さを感じさせる小説だと思うよ。 

次に“吸血鬼”シリーズ。 これまた実際にはありえない話! 

トランシルバニアで生まれたフォンクロロックという名の父親を持つ上城えりか。 

母は日本人だったからこんな名前なのかな? でも吸血鬼の血を継いでるから、

姿は普通の女子大生だけど魔力を持ち合わせてて、父と事件を解決していくんだよ。

 えりかには年の離れた弟がいて(まだ赤ちゃん)とらのすけって言うんだけど、

クロロックの後妻との間にできた子! えりかの母が亡くなって

再婚したってことかな? さやかには普通の友達、

大槻ちよ子と橋口みどりがいるんだよ。 ちよ子はノッポで正統派、

みどりは食いしん坊のあわてんぼ。 この女子大生3人と、クロロック夫婦、加えて

これまた吸血鬼の血を継ぐとらちゃんのレギュラー人がそろって

次々に起こる妙な事件の謎が紐解かれるのは、

どんどん小説の中に引き込まれていくよ! 

次に“三姉妹探偵団”シリーズ。 

これはタイトル通り三人姉妹が事件に興味を持って、

「三人寄れば文殊の知恵」じゃないけれど、一人一人の個性を生かして

難事件を解いていくんだよ。 もちろん刑事も登場するよ。 若き美男子国友刑事。

 国友と、次女のゆり子は恋人関係! ゆり子は高校生。 

ゆり子が一番しっかりもので、事件解決にも一番力を注ぐ。 

長女のあや子はのんびりしたちょうマイペース! こんな姉も時には役に立つ、

重要な存在になってるから面白いよ。 

末っ子たまみはまだ子供らしさの残るおてんば! だけどやる気になったら

立ち向かう勢いはすごい! この3人と国友刑事のやり取りは

危険も感じさせるけど、ほほえましくもあるよ。 

残りは次回ということで。

それと登場人物の名前は漢字が違うかも。