食事すら楽しくない

私が人前で食べ物を口にするのは嫌だって

以前書いたと思うんだけど(好みの男性の前では特にね。)

でも、時と場合によっては避けられないこともあるよね。

ちょっと思い出したのは地元の視覚障碍者センターで行われた

ある行事に参加した時のこと。

朝からヘルパーさんと歩いて行って

午後からの行事にも参加するってことで行ったことがあるんだけどね

その日の午前の行事に参加した利用者には

お弁当を用意してくれたんだけどね、あんまりお腹はへってないし

みんながいるから食べたくなかった。ヘルパーさんはちゃんと見えるしね。

でも、せっかくのものを手をつけないのは失礼だし

みんなからは見えない席にいたから、仕方なくいただこうとしたんだけど

お箸でお弁当の中身を掴むことができなくて

全然食べ進めらんなくて自分が嫌だった!

ヘルパーさんもここまで食べづらいとは思わなかったみたいで

私がお弁当の中のものは食器の中のものよりも

ずっと食べづらいことを話したら

気づかなかったと言いながら食べさせてくれましたけどね。

私が人前を嫌がるのがわかります?

全然見えてない仲間だってお箸で探ってきれいに食べるのに

ちょっとでも見えてる私はお箸が食べ物に当たってるのかどうかもわかんないから

自分で食べらんないんですよ!

見るからに不自由な人とかお年寄りならそうなるのは仕方ない市

そういう場合は諦めと言うか、開き直りもありだと思うけど

私って本当に何でもが中途半端!

眼はちょっとだけ見えるし、手先も動かないわけじゃないし

内臓も死んじゃってるわけじゃないけど弱いのは確かだし

感心されることはあるけどそれほど才能があるわけでもないし

見にくいほど太ってるわけでもないけどスマートじゃないし

また見にくいほど不細工でもないけど決して可愛くもないし美人でもないし。

つくづく自分が嫌になりますよ!

普段あんまり考慮してもらえないのは

視覚障碍者と認識されてる以上、

「見えない」「見えづらい」っていうことしか相手は考えないから

それ以外の不自由さは伝わってないってこと。

この際にどうか覚えていてほしい。

私みたいに全身が不自由でも視覚障害としか見られていない人がいることを。

食べづらくても相手は「気にしなくていいよ。」って言ってくれるけど

これでも一様女性ですよ!(見た目だけね。)

それにまだまだ素敵なものを求めてる≪乙女≫ですからね。

(そんないいもんじゃないね(^^ゞ)

そんなに若くはないけれどそれなりの年頃ですから

食べさせてもらわなきゃならないなんてプライドが許さない!

じゃあ埼玉の施設ではどうしてたか、汁物は持てないから

出さないようにしてもらって、お茶のカップも安定したものを用意してもらって

少しずつ注いでもらってました。

お箸で掴めないものが多いから、スプーンを借りてたんだよ。

お膳もみんなは自分で受け取って自分で返すんだけど

私は食堂の方に頼んでたんですよ。

それでも食べづらいことはあるから食事中は神経使ってた!

こぼしちゃかっこわるいしガタガタしてるのを見られるのも嫌だから

ゆったり気分で食べたことがないんだよね。

こんなんじゃ永遠に孤独でしょうね。