心に残ってる小説

私は小説が好きで

ここ数年でずいぶん読みましたけど

中でも赤川次郎さんの推理小説が好きです。

赤川さんの作品は全部好きだし

いっぱいあるからここで

内容紹介なんてしないけど

私としてはお勧めですよ。

もちろん他の著者の小説も

実家ではよく読んでました。

その中で特に印象深い作品を

ちょっとだけ紹介してみることにします。

鮮明に覚えてないから

簡単に書きますよ。

まずは有川浩さんの

「植物図鑑」っていう小説。

たぶん恋愛小説になるんだと思うけど

タイトルだけだとそんな感じしないでしょ?

これはある女性の家に

ある男性が同居するようになって

でもどちらもお金に恵まれてないから

どうやって暮らしていくんだと

女性は悩むんだけど

男性はあらゆる植物を知っていて

いつ頃どこにできて

どんな花が咲いてどんな香りがして

どんな実がなってそれが

食べれるかどうかまで知っているから

毎日二人で近場へ出かけて

道端やあぜ道や川や山

時には畑から分けてもらったりして

それを家に持って帰って

観賞用ならお部屋に飾るし

食べられるなら男性が調理して

みごとに食事を作るから

お金があんまりかからないまま

過ごしていけるんですよ。

そんな関係が続いていくと

だんだん二人はお互いを意識するようにもなって

恋にも落ちていくって感じです。

女性は頼れる男性に会えたことが

うれしくてたまらないんですよね。

男性も女性にいろいろ教えながら

可愛がる毎日を送っていきます。

でもある日いつもどおり

帰宅した女性はいるはずの男性がいないから

不安になりながら待ち続けます。

でも何日経っても

男性は姿を見せず

女性は一人で男性に教わったことを思い出しながら

植物をつんで帰って

一人っきりで食事するという日々を送って

春夏秋冬が過ぎていくんです。

そうして二人でいたことを

忘れそうになった頃

男性の正体を知って

なんでいなくなったかを知るんです。

男性は悪いことしてたわけじゃないですよ。

最終章では男性が

女性に黙って出て行ったことを

後悔する場面があるけど

終わり方は自然で後味悪いってことはないです。

私は最終章手前から泣いちゃいました。

ただこの小説は

私達が日頃使ってる

パソコンで聞ける音声図書にはなってなくて

市立図書館から案内をもらって

興味あったから取り寄せてもらって

借りて読んだんですよ。

パソコンで聞けるといいんですけどね。

次に小池真理子さんの

「望みは何と聞かれたら」

っていう小説です。

最初は説明しづらいから

途中から書くことにしますけど

まだ大学生の女性が身の置き所がなくなって

公園のベンチに横たわっているのを

ある男性が見つけて

救助するところから本題に入ってます。

男性は不思議な雰囲気を醸し出してて

まだ若いけど寡黙でなんとなく冷たくもあるけど

女性を自室に住まわせて

守ってるってことだけ考えると

正義感の持ち主だとも感じます。

男性はどこかでバイトくらいはしているのか

お小遣いくらいは持っていて

女性に食料も与えるし

寝場所も用意して

自分は一室にこもっていたり

庭でバットを持って

素振りしていたりで

決して女性に近寄ることなく

何日も過ごしていくんです。

でもある時やはり若い男女ですから

そんな気に全くならないはずがなく

交じり合うことがなくはないんです。

でも男性は常に冷静と言うかぶっきらぼうなところはあって

なかなか本質が見えないまま

さよならしないといけない日が来ます。

かなり長い小説だから

読んだらもっと複雑だし

私もはっきりとは覚えてないんですよね。

恋愛のようなミステリーのような

とっても不思議で引き込まれる小説でした。

これはパソコンで聞けたと思うし

音声図書目録にもあったはずです。

感動とかドキドキ感とか

スリリングな世界に浸ってみたい人は

読んでみて下さいね。