通院に付き添ってた頃の事

今は父が3か月に一回くらい

母を病院に連れて行ってるんですけど

困ったもので父は診察室には入らず

記憶障害のある母を

一人で医師の前に座らせるんですよ(*_*)

何回も注意したんだけど

「婦人科には入れない。」って言って

ただ連れて行くだけなんですよ(*_*)

それじゃ話もできないですよね。

母は何をどう言ったらいいのか

何か頼むことはあったかとか

わかんなくなってるんだから。

「医師に状況を伝えるのはお父さんの役目なんだよ!」

って言うんだけど

二人とも病院に慣れてないのと

信用してないってこともあって

いいかげんな通院になってるみたいだから

娘としては気にしないでいられない(^_^;)

母が倒れて5年が経つんですけど

最初はびっくりしたし

手術後の母を見た時は

言葉を失いました。

でもそれから治療をすれば

とりあえずの生活は

できるようになるってことで

その通院には私が付き添ってました。

私自身が通院してて

慣れてる病院に転院して

治療を受けてもらうことにしたんです。

じゃなきゃ毎週行かないといけない治療だし

場合によっては週に一回じゃすまないこともあったので。

半日とは言え仕事してる父には

付き添いは無理だったので。

でも病院との関わり方も簡単じゃなくて

転院するからには入院前から

手術までの経過を転院先の医師に

正しく伝えないといけないんですよね。

それはもちろん医師の役目だから

紹介状を受け取るんですけど

それからの経過は

日頃一緒にいる家族が

できるだけ正確に伝える必要があるわけです。

術後しばらくは母はしっかりしゃべれてたんだけど

治療が大掛かりなものだから

副作用や後遺症が出始めて

まともに動けずまともにしゃべれない

そんな状態になっていったので

今投与されている薬の名称とか

その副作用とかどれくらいの頻度で

受けるべき治療なのかとか

内服薬の名称、副作用、

いつどれをどれだけ飲むか

それらを薬剤師などに聞いて

全部覚えて帰宅してから

父に伝えるのが

私の役目になってました。

院内を移動する時も

まずどこへ行くのか次はどこへ移動するのか

私がいないと母を一人にはできなかったので。

各部屋で医師、看護師

薬剤師に日頃の母の変化や

副作用らしき症状や

本人が訴える苦痛など

私が伝えるようにしてました。

そうでないと母は記憶があいまいになってるから

はっきり医師に言えないからね。

それから数か月経って

心療内科にも付き合うことになったんですけど

個人医だったから特に紹介状などなく

行くことになったから

母が倒れてから

現在に至るまでの

全てを医師に伝えました。

医師には「娘さんはよく観察されてますね。」

って言われましたけどね。

できるだけたくさんの情報を伝えないと

正しい治療が受けられないし

安易に薬ばっかり

処方されても困りますからね。

とにかくできるだけ早く

母に回復してほしかったから

当時の私は必死でした(-_-;)

理療科にいたこともあって

若干医療には慣れがあるから

それがせめてもの救いだったかなと思います。

結局半年で終わるだろうと

言われた治療だったけど

一年半かかってやっと

とりあえずの治療は終わりました。

それで私は一人になったわけ。

元気になることはもうない母に

頼るわけにはいかないから

自力で生活できるかどうかを

試すためにも実家を出たんです。

今は母の通院回数は減ってるけど

状態は改善しないから

母も毎日辛いんですよね(+_;)

そんな母だけど私が一人で

いろんなことに挑戦したり

楽しみを見つけたり

親切な人に助けられながら

まあまあ元気でいることがわかれば

安心するみたいです。

あの頃の通院は私も辛かったけど

それはもう過去のことだから

これからは私が心配させないように

しっかり生きて行かなきゃなって

思ってますよ!

元気でばっかりはいられないけどね。