今があるのは自分だけの力じゃない
私は３２歳の時まで
実家で過ごしてました。
５年前に母が倒れて
その看病ははっきり言って
私がしてました。
視力の問題があるから
無理なことは父に頼んでたけど
通院とか日頃の観察は
私がしてました(p_-)
まあそれはいいとして
その看病を一年半したわけですけど
まあ書ききれないくらいの
苦労があってさすがに私は疲れちゃって
これからは自分の将来を
自分で組み立てていかなきゃって思って
実家を出たわけですけど
当然急に一人になったんだから
どこにも行けなかったし
なんにもできなかったわけです。
思い出そうとするんだけど
引っ越したばっかりの頃
私は何をしてたのか
思い出せないんですよ(゜.゜)
もちろん特別なことは覚えてますよ。
視覚障碍者センターに
毎日行くようになった頃の事とか
埼玉に行ったことは
記憶に新しいからね。
そうなるまでに私は何をして過ごしてたか
センターから戻ったら
寝るまで何をしてたかが
思い出せないんですよ(?_?)
過去のことだから別にいいんだけどね。
引っ越してきてから最初は
とっても迷ってたと思います('';)ウーン
これからどうなるんだろうってね。
この部屋に入居して
二か月後くらいに
センターへ出向いて
パソコンの操作法を
ちょっとずつ教わってました。
ただ手が不自由だから
いくら視覚障碍者を相手にしてる
職員さん達でも
私にタイピング法を
教える技術は持ち合わせてらっしゃいません。
それは悪口じゃなくて
できなくて当然なんです。
だから私は専門的な
教え方を習得されている
講師の元で指導を受けたわけです。
そのかいあって帰省する頃には
メールくらいはできるようになってました。
講師にも「よく頑張って下さいました。」
って言われて地元に帰ってきたし
操作不可能じゃないかと思われてた
センターの職員さん達にも
かなり苦労したでしょうと言われました。
あれから２年近く経ちますけど
なんにもできなかった私を
育ててくれたのは
国立の講師であり
私の努力を認めて下さって
今現在パソコンで
いろんなことを試してみて
娯楽ではあるけれど勉強して
楽しめてるのはセンターの
職員さんのおかげであり
その他体調管理のために
病院へ行ったり
お洋服を選びにお店へ行けたり
カラオケで楽しい時間を過ごせるのは
ヘルパーさん達のおかげです
こんなふうに私は独り暮らしだし
仕事もできず貧乏で
決して健康ではないけれど
なんとか無事に過ごせているのは
ここに書いたような
方々からの厳しくもありながら
結果的にはあたたかい
支援があるからこそです。
実家を出て間もなく
遠くで訓練を受けるとは
全く予想してなかったけど
行ったからこそ講師に出会い
不可能を可能にできたわけで
その力を元にして
更に日常の中で
楽しみができるようにと
地元で今は指導いただいて
ヘルパーさんには希望を依頼して
可能な限り受け入れていただいてます_(_^_)_
私はまだ「幸せです。」
っていう言葉はなかなか言えないけど
たくさんの人に助けていただいて
援助者のおかげで今があるんだってことを
忘れちゃいけないなって
日頃から考えるようになりました。
やってもらって当たり前なことじゃない
人を助けるからには
仕事とは言え皆さん
ご自分の時間を私のために
費やしてくれてるんです。
それがどれほど貴重な物か
お世話になる立場としては
ありがたい以外の何物でもない
感謝するべきことだって
ちゃんと認識しておかないと
いけないなって感じてます。
そしてどんなに辛かろうと
悲しくて苦しいと感じても
それが命に関わることでないのなら
私は努力を惜しまないで
頑張り続けなきゃって思ってます。
援助者のために頑張るって言うと
ちょっと違うと思うけど
私がもっとこうなりたいとか
こんなことができるようになりたいとか
人生楽しみたいから頑張りますっていう
心構えと姿勢があるから
皆さんが助けてくれるんだと思うんです。
もし何のやる気もなくて
めんどうだからやらないとか
不自由だからできるわけないとか
弱音やわがままばっかり言ってたら
きっと今助けてくれてる皆さんは
離れて行っちゃうと思いますから。
負けたくないから、強くなりたいから
笑顔でいたいからと
常に前向きでいるから
何かできることはしてあげなきゃって
援助者は思うんじゃないですかね？
私は助けられる立場でしかないから
皆さんがどう思ってるのか
本当のところはわかんないけど
きっとそうだと思うんですよ。
私だって努力してる人には
何かしてあげられることがないかなって
思うことはありますからね。
できないだけですよ。
へこんじゃうことが結構ある私ですけど
基本自分自身のために
これからも頑張りますので
皆さんどうかよろしくお願いします<(_ _)>
