人間は欠点が目立つものですね

以前ある知人が

うちに一泊したことがありました。

そのこと自体はいいですし、

ゆっくりお話できて

よかったと思っていますが、

若干がっかりしたと言うか、

残念だったことがありました。

私が必死で作った食事を

しっかり食べてくれたのは

私の安心と自信になりましたが、

知人は食べる時の挨拶、

つまり「いただきます」と「ごちそうさま」

を言わなかったんです。

おいしいよとかなんとかの評価よりも

挨拶はほしいですし、

基本の礼儀だと思うんですが、

この挨拶がなかったので、

怒りとかじゃなく

「なんで?何か足りないんじゃない?」

と思いました。

知人は主夫ですし、

お子さんもいらっしゃる身です。

なのに、幼い子供が

躾として言われるような

これっぽっちのことが言えないなんて

と見損なった感じです。

私のことはとってもいいように

評価してもらえてますから

変に注意できませんし、

私から何かしら指摘されたら

カチンとくるだけだと思うので、

私はなんにも言いませんでしたが、

子を持つ親の

態度ではないなと思いました。

そして、これは私の考えでしかないですが、

視覚障碍者同士でこのように

自宅で食事した場合は

食器類を片づけやすいように

重ねた状態にして

「ごちそうさま、ここに置いてるから。」というように

相手の手に渡すものだと思うんですが、

知人に限ってか

「片づけていいよ。」と言っただけで、

食器を手渡ししてくれるようなこともありませんでした。

それに、私と昔接触があった

ある男性のことを

「あの人は嫌な感じ」

と言っていたりもしました。

知人は直接会ったこともなく、

話したこともないらしいですし、

ネットでのつながりだけで

人様のことをどうこう言って、

想像で悪口を言うとはと

不愉快でした。

別のある方についても

「あの人は間違ってる、

主人があの人は間違いだらけのことをネットに流してるって

言ってるもの。」

などと言っていました。

私も人の悪口を

言うことはあります。

ですが、私は想像で

言うことはありませんし、

文面だけでどんな人か

判断してしまうことなどしません。

「あの人って笑顔がないですよね」とか

「太り過ぎですよね」とか

「自分の言いたい放題やりたい放題ですよね」などなど、

誰が見てもわかること、

事実だと確認してることについて

誰かと話すことはあります。

私は先に書いた

ある男性とは

当然ながら話したことはありますし、

この方との友人とも

ネット上でのつながりはあります。

私自身、こういう方々の

お話を聞いたり

文面を読んでいて、

特別感心するようなことはないですが、

間違ってるとか、嫌な感じ

などと思うことはありません。

何かを間違って

認識してる人は

そこらじゅうにいます。

私もそうです。

知人は悪い人ではないですし、

苦労があったんだろうということは

お話してるとわかります。

ですが、私もそうですし、

ここに挙げた方々も

それぞれにご苦労されてます。

そうじゃない人も

いるかもしれませんが。

いい感じはしません

「○○にいる人より私はずっと苦労してる。」

などと自分で言うのは。

身内にならいいですよ。

そんなことを人様に

しかも、私に言うとは。

一晩一緒にいて、

知人の悪い癖が

見えた気がしました。

ご主人を信頼してるのは

悪いことではないですし、

よくお勉強されていて、

立派に一家の主を

お努めなのは認められることですが、

ご主人だって完全ではないはずです。

間違えることがあるはずです。

ないとおかしいぐらいだと思うんです。

生きてる人間は

間違いだらけ、

勘違いだらけなものでしょう。

ご自身とご主人は

絶対間違ってないみたいな

あの発言にはさすがに

うなづけなかった私です。

でも、私は被害でも受けない限りは

人とうまく付き合おうと

考える タイプなので、

同感した様に聞いてました。

聞いておいて自分の中では

知人の言うことだからと言って

うのみにしないだけのことです。

反論したら大概の人は

その何倍も言い返しますし、

嫌いになるものですから、

そこで縁が切れます。

そうしないためには

いちいち意見しない、

反論しないで聞いておく

という態度を見せる方が

後々楽になります。

知人である関係が

壊れることもないでしょうし、

それなりの仲で

いられるものですから。

世間であるいろいろな意見交換の場所、

会議や相談窓口、その他

何かしらの集まりで

自分の意見を言うことは

ある程度必要になりますが。

反論は心の中で

したらいいことですし、

他の誰か、私ならヘルパーさんに

「こんなことがあったんですけどどう思います?」

と聞いてみて、

私の方が考えを

改めるべきかどうかなど

相談してみるぐらいです。

ヘルパーさんはだいたい

親世代の方が多いので、

知人よりも私よりも

人生経験は豊富ですから。

今のところ、私が

反省しなければいけないことは

ない感じです。

生きていて最も困難で

なかなかクリアできないハードルは

「誰とでも楽にうまく付き合い続ける」

ということに限りますね。