見えないと眠れない?

私は全く見えないわけじゃないですし

寝たきりっていうわけでもないから

お部屋の中にいてもごそごそするし

出かける時もできるだけ歩くし

病人だから通院もします。

最近ではカラオケにも

行くようになりました。

先日ある盲人施設が

「視覚障碍者不眠症について

全盲の7割が不眠症

この現象はなぜなのか

詳細な研究をすることにした。」

というような内容を発表してました。

大まかな原因はわかってるはずだから

更に調査して改善法を

見出そうとしてるんですかね。

でもそんなに深い理由があるようには

考えられませんけどねぇ。

あくまで私の判断だから

これが全てとは言えないんだけど

視覚障碍者とそうじゃない人の

違いは何かって考えれば

答えはそれ以上でも以下でもないでしょう。

つまり見えるか見えないか

それに加えて光だけでも感じるか

それとも全く見えないか

これが最大の決め手でしょうね。

不眠を訴えるのが全盲者に多いということは

人間は朝起きて光を感じて

行動開始状態になるはずです。

それからお日様が出てる間は

明るさを眼で感じながら

行動するのが本来の状態でしょう。

その目覚めの光を認識できない

日光を眼で感じることがないということは

ずっと暗いわけで

一日のメリハリを眼で感じることは

ないということになりますね。

今は何時であろうとも

照明が充実してるから

そういう意味で不規則になって

朝、昼、夜の区別が薄れて来てるっていうことが

このご時世ありますね。

見える人はこういうことで

不眠になったりするけれど

ずっと夜の中で過ごしている

全盲者が視覚で時の変化を感じられないんだから

いくら活動していても

感覚が一つ失われてるんです。

見える人、光を感じる人より

睡眠状態に入りづらくなるのは当然。

まあ7割ということは

3割は不眠とは感じないってことですよね。

それはたぶん個々の性格とか

日頃の活動量や行動範囲

眼じゃなくて体をどれくらい使ってるか

脳はそうでもなくても

体が休息モードに

なるかどうかで寝つきがよかったり

悪かったりするっていうことでしょう。

それと視覚関係なく

大病を患ってしんどくてたまらないとか

病状によって体力が消耗すると

普段はよく眠れる人でも

眠れなくなりますよ。

私は不眠なんてなくて

まだ23歳だったけど

腹水で入院した時は

3時間寝たことがなかったから。

だから眠れるのは

まだ体力があって

元気な証拠でもあると思いますよ。

お年寄りの睡眠時間は

短いって言いますよね。

私は嫌な言い方になるけど

全盲者が眠りにくいのは

どうしようもないと思うんだけど・・・・