春はどうして眠いんだろう?

「春眠暁を覚えず」の季節ですね(-.-)Zzzzz・・・・

私は何年か前まで

↑の意味を

「春はぽかぽかだからいつでも眠くなる」

ということだと思っていましたが、

ちょっと違うようですね。

健康的な睡眠時間ってどのくらいなんでしょうね?

「昨日はよく寝たのに、春になるとなぜこんなに眠いの?」

と感じる人は

少なくないのではないでしょうか?

春眠暁を覚えずなんて、

昔の人は上手に表現したものですよね。

どういう意味なんでしょう?

「春の眠りは心地よく、夜明けに気づかずに

ぐっすりと眠ってしまい、眼が覚めたら、あちこちで鳥の鳴き声が聞こえてきて、

すっかり明るい朝になっていた」という感じでしょうかね。

では、春は睡眠時間が長いんでしょうか?

そうじゃないみたいですね。

日照時間が短い季節ほど、

睡眠時間が長くなる傾向があるようです。

つまり、冬の睡眠時間が一番長く、

夏の睡眠時間より約1時間も長いらしいです。

「熱帯夜」と言いますし、冬の朝は寒くて布団から出にくいなど、

睡眠の季節差は体験してますよね。

「気温20℃前後、湿度50%前後になる春の気候」は、

睡眠にとって最も快適なんですよね(-_-).。oO

日照時間が長い季節になると、

皮膚の表面血流量が増加したり、

交感神経系が活発になって

日中活動量が増加したりする生理的変化があって、

その変化が睡眠時間と関係が深いってことですね。

最近ネットに夢中になって、

夜更かしすることが多くて寝不足で疲れも完全に取れないし、

お肌の調子も悪い。

という若者が増えているようです。

全国的な生活時間調査によると、

約半世紀の間に日本人はどんどん夜型になって、

睡眠時間が約1時間も減少しているそうです。

学校や会社の開始時間は、ほとんど変わってないわけだから、

趣味や勉強の時間を増やした代わりに

睡眠時間が減っているということになるでしょうね。

健康的な睡眠時間ってどんな感じでしょうかね?

脳を休ませて機能を回復させるために必要な睡眠時間は、

成人が7〜8時間、10代が9時間、

学童期が10〜11時間、それ以下の幼児が11〜13時間が目安になるかなと。

働く人を対象にした調査では8時間睡眠の理想があるけど、

実際は6時間前後しか寝ていない人が多いそうで、

現代人の睡眠不足の実態が明らかですね。

「平日は6時間ぐらいしか寝てないけど、休日に10時間以上寝て取り返してるよ。」

と言う人がいますが、

確かに休日の睡眠時間を増やすことはいいんですが、

極端に差があるのは、かえってよくないんですよね。

人の体には体内時計があって、

約24時間周期で変動する生理現象

(概日リズム)をコントロールしているので、

睡眠時間の日々の変化をあまり大きくしない方が

健康的だと考えられています。

つまり、休日の睡眠時間は平日より

1〜2時間多いぐらいにする方が、

身体や脳の健康にはいいということですね。

休日に10時間以上寝たときは疲れが取れた気がするけど、

なんだか、ぼーっと過ごす時間が多い気もする。

ということがないですか?

私が言えた義理じゃないことですけど、

「理想的な睡眠」を取って、

元気で過ごしていきたいですよね。