職リハは病人を見捨てる

もうわかってはいたんですが、

希望していた職リハからは

今回も拒否されました。

去年の夏に訓練士さんから

提案をもらった時は、

利用者数が少ないために

やる気ある視覚障害者を

探しているという状態で、

入所基準のハードルを

下げているんだろうと感じましたが、

むしろ上げているんです。

ここですでに書いたかもしれませんが、

以前からあった評価項目に加えて、

数学のテストや

心理テストを受けさせて、

それも高得点でなければならないという

新たな基準を用意しているんです。

私が拒否された理由は、

以前と同様です。

病人で体力がないから

訓練など受けられないだろう、

そして、テスト結果が悪い

という2点が主な

拒否理由です。

はっきり言うと、

病人であるというだけで

入所は拒否されます。

それだけで断ることはない

と言ってはいましたが、

そうなんですよ。

結局は病人だということを、

理由にしているのは確かです。

まあ、テストの採点結果が低いのは、

私にがくがないのがよくないのですが、

訓練内容に関係ないはずです。

計算力が乏しくても

今はそれこそ

エクセルがしてくれますし、

ソフトの使い方を憶えることが

職には必須であるだけだと思います。

それに、以前はなかった基準です。

なぜ訓練前に

心理を知らなきゃいけないのか、

計算力が高くないといけないのか、

私にはわかりませんし、

このテストがなかった頃に入所して、

現在就職している視覚障害者は

楽だったってことになります。

何人か知り合いがいますが、

その人たちが

あんなテストに

答えられるとは思えません。

でも、仕事はしている、

この差をどう説明するのか、

やはり、健常者の思い通り、

健常者が苦労したくないだけです。

頭のいい元気な利用者ならば、

リハ側が楽できます。

それだけのことです。

支援でも応援でもありません。

私のように人様から

「貴方はできる人だから・・・」

と勧められる視覚障害者は

ほとんどいませんが、

リハからすれば、

そんな評価は関係ないんです。

どれだけ自分達にとって

「都合のいい利用者か」

ということが決め手なんです。

私は行く気をなくしつつあったので、

すっきりした感もありますが、

かなり期待されていただけに、

頑張ってみたかった、

期待に答えたかった

という気持ちもあります。

何と言っても

私に一番期待してくれていた

大好きな訓練士さんに

悪いことしたなって思いは消えません。

まあ、今回ばかりは

さすがにリハ側に

不満を感じるはずです。

少なくとも私の周囲、

支援者の皆さんは。

ぐずぐず考えても仕方ないので、

私は私なりの

私にできること、

私にしかできないことを探して、

職ではない充実感を得られるように

励んでいくしかありません。

私は駄目人間じゃないんだもの!

できることもあるし、

やりたいこともあります!

大きな変化はないかもしれないけど、

今より生活が楽しくなって、

生き甲斐を感じられるように

努力していきますね!